HHCV
HHCV(ヘキサヒドロカンナビバリン,Hexahydrocannabivarin)は半合成のカンナビノイドでTHCV(テトラヒドロカンナビバリン)の水素添加誘導体です。
潜在的な抗腫瘍活性について研究が進められています。
大麻に含まれる天然のカンナビノイドの一つであるTHCVを水素化したHHCVはまだ研究の進んでいない事から情報が少なく、レビューなども少ないのですが他の水素化されたカンナビノイドを参考にすると化学的にTHCVよりも安定した物質でTHCV同様の効果が得られると考えられます。
THCVは他のカンナビノイドと違って食欲抑制効果が示唆されていたり、発毛効果が高いとの研究結果もあります。
それは水素を添加されたHHCVにも同様の効果があると思われるので今後の研究結果が楽しみですね。
HHCB
HHCB(ヘキサヒドロカンナブトール,Hexahydrocannabutol)は半合成カンナビノイドでテトラヒドロカンナブトール(THCB)の水素添加誘導体です。
動物に対しては弱いカンナビノイドとされていますがTHCBと比べると70%が類似しており効果の持続時間が上がっています。
1942年に初めて合成されたカンナビノイドなのですが研究の結果や資料が少ないためまだまだ可能性は未知数ともいえるでしょう。
他の水素化されたカンナビノイドを見ると水素化前よりも化学的に安定し劣化しづらく、効果が強くなるといった所を見るとこのHHCBもTHCBを強化したような効果を持つと考えられます。
これから先、研究が進み有益な情報が出てくることを期待したいですね。
HHCP-O
HHCPO(HHCP-O-アセテート)はTHCP(テトラヒドロカンナビフォロール)を水素化したHHCP(ヘキサヒドロカンナビフォロール)へOH基のアセチル化させた合成カンナビノイドです。
リラクゼーション効果や多幸感が高く感じられるとの声がありますが、その正確な作用はまだ解明されていません。
またHHCPと比べてHHCPOは強力で効果が長く持続すると言われています。
他のアセチル化されたカンナビノイドにも共通して言える事なのですが、アセチル化する事によって効果も持続時間も上昇する傾向にあるようです。
他のカンナビノイドに耐性がついてしまった人にもオススメなカンナビノイドの一つであると思われます。
効果としては抗炎症作用やリラックス効果が高いとされていて睡眠や抗不安作用も高いようです。
THCPから複雑なプロセスを経て作られるカンナビノイドなので希少価値も高く、高価なカンナビノイドです。
2023年9月10日現在、日本で合法的に摂取が出来るカンナビノイドになります。
HHCO
HHCO(ヘキサヒドロカンナビノール-O-アセテート,Hexahydrocannabinol-O-Acetate)はHHCに酢酸塩を添加して作られる合成カンナビノイドです。
HHC濃縮物と無水酢酸を混合して作られます。
無水酢酸を添加する事によって効力が1.5倍程度増加すると考えられています。
得られる効果としてはユーザーレビューを見てみるとHHCと似た効果が得られるようです。但し持続時間は長くなる傾向があり効果も強力でTHCよりもリラックス効果が高いという声が多いです。
安全性に関してはHHCと同様で比較的新しいカンナビノイドなので副作用も含めて研究結果が少なく詳しくはわかっていないのですが、有害な影響を受けたという報告もありません。
日本では指定薬物として規制されています。
HHCP
HHCP(Hexahydrocannabiphorol,ヘキサヒドロカンナビホロール)はTHCと似たような効果を持つカンナビノイドです。
大麻草から直接抽出されるTHCやCBDなどとは異なりHHCPは合成カンナビノイドでありTHCPを水素化することで作られます。HHCPはTHCPと類似した効果を持ちますが水素化によってCB1受容体との結合力が高くTHCPよりも効果が強力だと考えられています。
HHCPの効果
・不安を和らげる
・安心感とリラックス
・多幸感
・食欲増進
などがユーザーのレビューで多く挙げられています。
似たような成分であるHHCと比べてもHHCPの方が強力だと考えられています。
また、HHCPは摂取してから効果が表れるまでに時間がかかるようですが、その効果は長く持続するようです。
またHHCと同様に水素を添加したことによりHHCPは化学的に安定した状態となり劣化しにくいものとなります。
THCH
THCH(Tetrahydrocannabihexol,テトラヒドロカンナビヘキソール)はTHCの同族体で2020年に大麻草から初めて単離されたカンナビノイドです。
異性体のデルタ8THCHはJWH-124という名前の合成カンナビノイドとしても知られています。
デルタ9THCHは大麻草から抽出されていますがデルタ8THCHは自然に発生するかは不明です。
THCの10倍強直であると考えられていて新しく単離されたカンナビノイドということもあり研究はまだまだこれからですが多幸感や気分を高揚させる可能性があることが示唆されています。
使用したユーザーの感想として多いのは下記のようなものになります。
・多幸感
・気分の高揚
・リラクゼーション
・睡眠の補助
・鎮痛作用
THCHには様々な医療用途がある可能性が高く研究が進められています。
日本では2023年8月4日から指定薬物に指定をされており、所持や使用が禁止されています。それまでTHCHを必要としていた人もかなり多いはずなので残念ですね。
規制をされたTHCHに似たものではTHCBがあります。THCBもTHCH同様THCの同族体なので非常に似た効果が得られると思います。